唐揚げにレモンをかけるのはなぜ?理由と効果は?マナーとしてどうか

飲食店でから揚げを頼むと
大抵もれなくレモンが添えられて
きますよね。

から揚げ 

油っこいから揚げをレモンの
さっぱりした酸味が中和して
程よい味になるという人もいれば
レモンなんていらないのに
取り分ける前に勝手にかけられて
嫌な思いをする人もいます。

私自身はから揚げをそのまま
食べたい時もあればレモンをかけて
さっぱりしたものをいただきたい時も
あるのでどちらとも言えませんね。

とはいえ、周囲に断りもなく
勝手にレモンをかける人はやはり
あまり好ましく思いません。

ところで、なぜから揚げにレモンを
かけるようになったのでしょうか?

何か食べ合わせとして良い理由が
あるのでしょうか?

ということでから揚げとレモンについて
調べてみました。

から揚げレモンはいつから始まった?

から揚げにレモンをかけるという風習が
日本に広まったのは1980年代と
されています。

この頃はイタリア料理やスペイン料理など
のお店が本国のものに近い味のものを
提供するようになったのですが、その際に
揚げ物にレモンを添えるということを
しておりました。

これが転じて、から揚げにもレモンが
添えられるようになったのですね。

そのため、家庭で出されるから揚げには
レモンを添えるということはほとんど
なかったはずです。

なぜから揚げにレモンをかける?効果は?

一応、化学的にもから揚げとレモンの
組み合わせはある程度の合理性が
あるみたいです。

まず、レモンには消化を促す
クエン酸が含まれており、または
ビタミンCがコレステロールを抑える効果があります。

さらに、から揚げに含まれる
AGE(終末糖化産物)という
タンパク質と糖が加熱されてできた
有害物質を柑橘類が酸化させて
中和する事ができる効果もあります。

ただ、一方でレモン果汁には油を
乳化させる作用があります。

乳化というのは、油を360°包み込むことで
本来なら水と分離するはずの油を水に
溶けやすくすることです。

乳化された脂肪は吸収されやすく
なり、そのためから揚げにレモンをかけて
食べると太りやすくなってしまうという
意見もあります。

から揚げを食べている時点で
ダイエットがどうとか言うのは
ちょっとお門違いではありますがね。

から揚げにレモンを勝手にかける人へ

まあ、から揚げにレモンを勝手にかけられて
怒っている人というのは何もから揚げとレモン
の組み合わせが邪道だ!と言っているわけ
ではないんですよね。

勝手にレモン汁ブシャー!
とされるのが嫌なだけです。

ふなっしー

これは日本唐揚協会なる
唐揚げ好きな人たちの団体のHP
でも注意喚起しております。

曰く、カラアゲニストたちは
レモン汁をかけてのから揚げも
食すが、まず何もかけないまま
のものを楽しみたいのです。

飲み会の場というのは女性が
「取り分けの出来る気の利く私♪」を
演出するところでもあるのですが
そのためにレモン汁ブシャーを
されては迷惑千万というわけですね。

「レモン汁かけてもいいですか?」

と一言添えるだけでも十分変わります。

とはいえ
「から揚げにレモンを勝手にかけられて
許せる?」という質問に対して

許せない、と答えた人は15%
残りの85%はから揚げレモン肯定派
なのです。

つまりから揚げにレモンをかけることに
対して聞かれてもほぼ大半の人が

「いいですよ~」

と答えてしまって、事実上の多数決によって
レモンはかけられてしまうことが多いです。

もうこれに関しては、みんなが答える前に
一番先に「やめてください!」と言って
先手を打つことで対応するしかないでしょうね。

以上、から揚げとレモンの食べ合わせ
についての調査になります。

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