レスリング女子フリースタイル48キロ級で世界選手権3連覇中の登坂絵莉選手が初の金メダルを獲得しました。
まあ、初のオリンピック金メダルとはいえ世界選手権を連勝しており、金メダルを取れる圏内には十分にあったわけです。とはいえ、世界選手権とオリンピックでは、一般の人の認識がまるで違いますからね。
そんな登坂絵莉選手は、あの霊長類最強こと吉田沙保里選手に憧れて育ってきました。
レスリングを始めたきっかけは何気ないものでした。登坂絵莉選手には3つ年上のお兄さんがいますが、そのお兄さんが外で遊ぶのが嫌いだったみたいで、それをお父さんが直すためにレスリングを始めさせたそうで、そのついでに登坂絵莉選手も始めたんだとか。7歳のころだったそうですが、ぽっちゃりしていたのでダイエット目的もあったそうです。
才能がある人が始めるきっかけというのはこういう何気ないものなのですね。
そんなお父さんも、もちろん元レスリングの選手でした。オリンピック金メダルを取るには、もちろん才能も必要ですがこういう「周りが環境を作ってくれる」というのもポイントだなあと個人的に思います。高校生くらいから競技を始めて金メダルを取るという人も稀にいますが、やはり小さいころから練習して時間を積み重ねているほうが有利ですからね。
そしてそんなお父さんのツテなのか、登坂絵莉選手は自身のツイッターに12年前、吉田沙保里選手と撮ったツーショット写真を挙げています。
レスリングを始めたばかりだと思いますが、一流の選手と触れ合う機会を作ってもらえるというのも、きっとお父さんの力なんでしょうね。
写真の日付には04.7.4とありますから、2004年の7月4日ですね。このすぐ1か月後にはアテネオリンピックで金メダルを獲得したわけです。
それにしても、子供の時に親に会わされる人物のすごさって、子供本人にしれみればその凄さがわからないものですよね。当サイト管理人は祖父が市議会議員だったのですが、それは祖父が亡くなってから気づきました。まあそれはいいとして、登坂絵莉選手はこの時から吉田沙保里選手にあこがれるようになったということで、子供でも分かるすごさみたいなものがあったのでしょう。
吉田沙保里選手と同じ至学館大学に通ったりとその後を追うように道をたどり、ついにオリンピックに一緒に出場してしまうのですからね。吉田沙保里選手も金メダルを獲得できたら登坂絵莉選手にとってこれ以上ない喜びでしょうね。