多摩川を挟んで世田谷区・川崎市の両岸で
行われる多摩川花火大会。
世田谷区民・川崎市民にとっては
8月恒例の花火大会ですね。
と同時に、8月の後半と夏休みも
そろそろ終わりに近づいてきた頃に
行われるのでちょっと悲しい気分にも
なってしまう花火大会です。
こちらでは、そんな多摩川花火大会を
どんな場所で見るのがおすすめかを
ご紹介していきたいと思います。
実は「多摩川花火大会」と呼んではいる
ものの、実は世田谷区と川崎市でそれぞれ
世田谷区たまがわ花火大会
川崎市制記念多摩川花火大会
の別々の花火大会が行われて
いるだけなのです。
しかし、1994年以降は両大会を同日に
開催したり、交通整理で両大会が協力
するなど、実質的には1つの花火大会に
なっていますし、近隣の住民もそう認識しています。
毎年8月第3土曜日の19:00から開催され
2016年は8月20日(土)になります。
どちらも6000発、合計で12000発もの
花火が打ち上げられますが、世田谷側と
川崎側の花火で少し趣が異なります。
世田谷側の花火大会は打ち上げ場所が
十分に広いため尺玉(10号)サイズのものや
8号玉100連発など大迫力の花火が見られます。
一方、川崎側の花火大会は世田谷に比べると
打ち上げ場所が狭く、尺玉の打ち上げは見られない
もののスターマインやナイアガラなどの花火が
楽しめます。
パワー型の世田谷、技巧派の川崎
といったところですね。
やはり花火と言ったらド派手な尺玉が
見たいという人は世田谷のほうがいいですし
工夫された綺麗な花火が見たいという人は
川崎の方がいいでしょう。
まあ、世田谷側、川崎側のどちらにいても
もう一方の花火は見られますからね。
個人的には、尺玉サイズの花火の
凄さは少し遠くにいたほうがわかると思うんで
川崎側の技巧派の花火を近くで見たいですね。
花火の打ち上げ場所はどこ?
花火の打ち上げ場所も
川崎市と世田谷区で違うので
把握しておいたほうが良いでしょう。
こちらは世田谷区の方の花火大会のHPから
拾ってきたものなので、世田谷川の花火が
大きく取り上げられています。
これだけだとよくわからないので
グーグルマップの方も載せておきます。
川崎側
世田谷側
これを見るための穴場スポット的な場所も
幾つか紹介していきたいと思います。
宇奈根公園
二子玉川駅より20分ほど歩いた
少し離れた場所にあるところです。
とはいえ、「穴場スポット」の中では
わりと有名らしく。15時位にはもう
場所取りが始まってしまうのだそうです。
ただオーロラビジョンが設置されたり
打ち上げ場所は結構近いので
十分に楽しめます。
宇奈根キャンプ場周辺
宇奈根公園から多摩川を挟んでちょうど反対側
川崎市のほうにあるのが宇奈根キャンプ場の
河川敷です。
混雑も少し緩和されており、川崎の花火
も見れますが世田谷のほうの花火も良く
見える場所です。
むしろ、世田谷の花火のほうがよく
見えるかもしれません。
多摩川遊園
東急大井町線の上野毛駅から20分ほど
歩いた所で、世田谷の花火会場からは
結構離れてしまうのでナイアガラは見られません。
しかし、尺玉の花火は見られますし、
なんといっても川崎の花火会場が近いので
そちらのナイアガラは見られます。
個人的に一番おすすめの場所です。