7月3日はソフトクリームの日です。
果たして、このソフトクリームというもの
を嫌いな子供がいるでしょうか?
大人なら知覚過敏があるとか、そもそも
甘いものが苦手とかそういうことは
あるでしょうが。。。
それくらい、子供にとっての国民食
とも言えるソフトクリームですが、なぜ
この7月3日がソフトクリームの日に
なったのか、その由来についてお伝え
しておきたいと思います。
ソフトクリームの日の由来
戦後間もない1951(昭和26)年7月3日に
明治神宮外苑で開かれた進駐軍主催の
カーニバルの模擬店で、日本で初めて
ソフトクリームが販売されました。
それにちなんで日本ソフトクリーム協議会が
1990(平成2)年に、7月3日を「ソフトクリームの日」と
したのがソフトクリームの日の由来になります。
わりと最近出来た記念日のようですね。
日本における記念日というのは
ほとんどが語呂合わせによるもので
こういう「日本で初めて○○した日」という
いわば、記念日として正統派のものは
結構珍しいです。
まあおそらく、「ソフトクリーム」という言葉
ではうまく語呂合わせが出来なかったから
しかたなくこの7月3日にしたのでは
ないか、と睨んでおりますが・・・
ソフトクリームの起源と歴史
さて、日本に上陸したのは1951年7月3日
ということですが、そもそものソフトクリーム
の起源とか歴史も気になりますよね。
そこで調べた所、ソフトクリームの起源は
なんと紀元前2000年ごろの中国にまで
遡ります。
この頃、中国では乳搾りが初まり
ミルクを長時間煮て、雪で冷やして
やわらかい糊状にしたシャーベットの
ようなものを作っておりました。
これは、どちらかというとソフトクリームよりは
アイスクリームに近いですね。
まだ、ソフトクリームのあの独特な
柔らかさを表現するには至って
おりません。
そもそもソフトクリーム自体がアイスクリームの
種類の一つなわけで、その生産工程の違い
によってソフトクリームと呼んでおります。
単に作り方が違うということは
アイスクリームとソフトクリームの英語での
呼び方にも現れていますね。
使用原料はほぼ同じで、ソフトクリームは
機会から抽出してすぐ食べるもので
製造温度が-4℃~-6℃なので柔らかい
ですが、アイスクリームは-8℃~-10℃と
生存温度が低く、固くなります。
さて、アイスクリームはその後様々な
改良が進められることとなりますが
ソフトクリームというものができたのは
もっとだいぶ後で、1930年代のことです。
アイスクリーム自体の起源は古いですが
ソフトクリームはわりと最近なんですね。
イギリスのジョセフ・リヨン食品会社によって
アイスクリームに空気を入れて量を増やす
研究がされていた過程でソフトクリームは
生まれました。
その研究グループにはかつてのイギリス首相
サッチャーも属していたそうです。
そして前述のように日本に
上陸したのが1951年7月3日で
この日がソフトクリームの日となった
わけですね。