8月14日は専売特許の日です。
1885年の8月14日は日本初の
専売特許が交付された記念日です。
これは7月に施行された
「専売特許条例」に基づくものです。
似たような日に「発明の日」という記念日
もありますが、これもやはりこの
専売特許条例に基づく記念日で
この日は専売特許条例が公布
された日ということになります。
公布というのは法律などを国民に
広く知らしめるために公表することで
実際の施行は7月に入ってからです。
つまり、専売特許条例は4月に公布、
7月に施行、そして8月14日に初めて
適用された、という流れになりますね。
専売特許の意味とは
さて、この専売特許という言葉は
現在では「その人が得意とするスキル」という
意味で使われることが多いような気がしますが
本来の意味はどういうものなのでしょうか?
この漢字をそのまま解釈するならば
「専ら売ることを特別に許される」
という意味になりますね。
この意味からすれば、私達が普段
「特許」という言葉を使う時の意味と
全く同じですね。
それもそのはずで、前述のような
「その人の得意とする技術」という意味
以外だと現在で言う「特許」の旧称が
まさに専売特許という言葉の意味なのです。
考えてみれば「特許」という言葉だけ
では意味として不十分ですよね。
思い込み?
専売特許というワードで検索すると
なぜか「専売特許 思い込み」という
関連ワードが出てきました。
なぜこんな検索ワードが出てくるのか
ちょっとわからなかったですが、専売特許
という言葉はあまりいい例では使われません。
「自分だけが得意とする技術だと思っていた」
というような奢りは、往々にして思い込みであった
場合が多いからですね。
何にでも、その道のプロフェッショナルは
いますし自分以上のスキルを持っている人は
いくらでもいるということを自覚して
「自分だけが特別優れている」
というような思い込みはしたくないものですね。