セミが鳴く理由とは?鳴き声の違いに意味は?時間が種類によって違う?

ミーンミンミンミン・・・という声が
聞こえてくると
ああ、夏が来たんだなあって
実感しますよね。

セミ

人によっては、朝早くから
セミの鳴き声で叩き起こされて
迷惑だなって思う人もいるかも
しれませんが、私は早朝に鳴くセミ
もなかなか趣があって良いなと思います。

早起きが苦手なので起こしてくれて
逆にありがたかったりします。

そういえばセミは鳴くものって
当たり前のように思ってますけど
そもそもなんであんなに
鳴いてるんでしょうかね?

ということで、セミがなぜ鳴くのか?
その意味や理由について調べてみました。

セミが鳴く理由

実はセミが鳴くのは雄だけで、雌は
一切鳴きません。

あれは雄のセミによる求愛行動なのです。

声が大きい個体ほど雌を引き寄せる
事ができるという単純明快なものです。

声の大きい人や押しの強い人が
得をしたり美味しい思いをすることが
多いのは人間でも同様ですよね。

それぞれのセミで鳴き声が違う理由は
確実に同種のメスを呼ぶためです。

セミによって、ツクツクボウシの繊細な鳴き声
が好きなアブラゼミとかいそうなもんですけど
異種はライバルにならないようです。

種類によって違う鳴く時間

セミの種類によって鳴く時間が違うので
鳴き声の違いと共に鳴く時間を紹介
していきましょう。

クマゼミ


これはクマゼミの鳴き声で、クマゼミは午前中に
鳴き始めるセミです。

大体6時過ぎには鳴き始めるので
「朝、セミの鳴き声に起こされた」
となると大抵このクマゼミが犯人でしょう。

でも何となく、一日の始まりって感じの
鳴き声がして良いんじゃないですかね。

寝起きにはうるさいかもしれませんが・・・

そして実は、後述のミンミンゼミと音のベースが
一緒で早く鳴いたのがクマゼミ、ゆっくり鳴いたのが
ミンミンゼミになります。

そして午前中の11時頃にはほとんどが
鳴きやみます。

アブラゼミ


アブラゼミはお昼前後から日没にかけて
鳴くセミで、セミの中でも最もポピュラーな
種類になるでしょう。

ザ・セミ といった感じですね。

日中鳴くのでお昼時に外に出る
サラリーマンなどにとっても馴染み深い
セミです。

ジージーとうるさい鳴き声が油で
揚げた時の音に似ていることから
アブラゼミと名づけられたそうです。

天ぷらとかカツを揚げるとき
もっと美味しそうな音がしますけどね。

ミンミンゼミ

こちらもアブラゼミと並んで
ポピュラーなセミですね。

前述のようにクマゼミと音のベースが同じで
テンポが早く鳴いたのがクマゼミ、遅く鳴いた
のがこのミンミンゼミになります。

基本的にミンミンゼミが鳴く時間は午前中
なのですが、クマゼミがいるところでは
競合しないように午後に鳴く傾向がある
という珍しい種類です。

そう考えてみると、確かにミンミンゼミって
一日中その鳴き声を聞けますよね。

クマゼミパイセンのいるところでは
おとなしくしているという気の弱い後輩キャラ
というのがミンミンゼミだったのです。

ツクツクボウシ

こちらもよく聞きますね。

午後から日没にかけて鳴くため
ほぼアブラゼミと同じ時間帯に
鳴くセミですね。

この特徴的な鳴き方から名付けられており
序盤の鳴き声が「ツクツクホーシ!」と
言うふうに聞こえるからだそうです。

アブラゼミのジジジジという鳴き声に
混じって一際目立つハイトーンボイス
を披露してくれるので結構風流ですね。

ヒグラシ


夕暮れになると「カナカナカナ・・」という
どこか哀愁のある鳴き声を出すのが
ヒグラシです。

曇って薄暗くなった時や気温が下がった時
林のやや薄暗い場所などでは日中でも鳴くようです。

とはいえやはり夕方の日暮れに鳴くという
印象が強く、ヒグラシの名前の由来にも
なっていますね。

たまに夜でも鳴かないはずの種類なのに
鳴いているセミとかいますがあれは都会だと
照明などで明るくなって
昼間と勘違いしているんだそうです。

いきなり夜中に呼びつける自分勝手な男
と思われて雌が寄ってこないかもしれませんね!

まあ、そういうマヌケな個体は種の保存が
出来ず淘汰されていくのでしょうが・・・

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