2016年夏季オリンピック開催地である
ブラジルのリオデジャネイロ。
そしてリオデジャネイロといったら
サンバカーニバルで、私達が通常
「ブラジル」と聞いてイメージするのは
専ら、サンバそしてリオなわけです。
そんなざっくりしたイメージしかない
リオデジャネイロってどんなところ
なのでしょうか?
日本との時差は?治安は良いのか悪いのか?
五輪開催地ということで注目を
浴びるでしょうし、どんなところなのか
知っておいても良いでしょう。
首都ではない
まず、リオデジャネイロはブラジルの
首都ではありません。
ブラジルの首都はブラジリアですね。
ただブラジルの中でも人口1100万人の
サンパウロに次ぐ、人口600万人の
大都市です。
ブラジリアは内陸部にある計画都市
なのですが、これはサンパウロや
リオデジャネイロが海に面していて
外敵からの侵入に備えるために
ここに首都を作ったのです。
時差は?
オリンピックを観戦する人にとって
最も重要なのが、開催地と日本との
時差ですね。
開催地によっては日本時間で真夜中に
していて、ついつい遅くまで見てしまって
寝不足、というのはオリンピックやワールドカップ
では往々にしてよくあることです。
そしてリオデジャネイロと日本の時差は
12時間で、日本のほうが12時間進んでいる
ようですね。
なので、すごくわかりやすいです。
通常、日本と開催国の時差を
測るためには
「日本のほうが○時間進んで
いるから逆算して・・・」
って、その都度めんどくさい
計算をしないといけませんよね。
でもリオと日本はピッタリ正反対の時間なので
どちらが進んでいてどちらが遅れていようが
日本が午前6時ならリオは午後6時
と非常にシンプルです。
大会中、何時くらいがオリンピックが
開催する時間なのかはまだわかりませんが
向こうの時間で朝に行われる種目なら
こちらが夜のゴールデンタイムの時に
観戦できることになりますね。
そのまま見続けて朝になってしまう
こともあるかもしれませんが・・・
治安は?
オリンピック選手の安否を気にするという
面でもリオデジャネイロの治安がどうなのか
というところは気になりますが、それ以上に
リオ五輪を現地で観戦する人にとっては
自らの身を守るためにも知っておきたい
ところですね。
正直に言って、リオデジャネイロの治安は
あまり良いとは言えません。
それどころか
世界有数の犯罪都市
と言っても過言ではないくらいです。
それはリオ市大都市圏に
1000を超えるスラム街がある
こと、銃が蔓延していて
10代の子供でも銃を所持している
事が多いことに起因しています。
2014年のリオデジャネイロにおける
殺人事件の件数は4,942件です。
比較として、日本の2015年における
殺人事件の発生件数は933件です。
数字だけ見れば単純に約5倍ですが
比較する人口の規模がまるで違います。
リオデジャネイロの人口は600万人ですが
日本の人口は約1億3000万人です。
これだけ規模が大きいにもかかわらず
日本の方が殺人事件の件数が少ない
のです。
人口一人あたりの件数として
見るならば、何と日本の100倍以上
殺人事件が起こるほど治安が悪いのです。
2015年の殺人件数というのは
戦後最低の数字らしいのですが
それでもすごい差ですね。
あるいはリオの治安が悪いというよりは
日本の「治安が良すぎる」というのが
正しいのかもしれません。
それだけに、日本と同じ感覚でリオに
行くとかなり危険なようです。
殺人となるとさすがに、まだ件数が
少ない方な上に、麻薬密売組織間の抗争や
地元警察などの治安対策活動に起因した銃撃戦
などで、観光客が狙われることはあまりない
でしょう。
(銃撃戦の流れ弾は当たる可能性はあるが)
しかしこれが強盗や窃盗などになると
観光客も巻き込まれることが大いにあります。
強盗となるとリオ市内での件数は
一気に跳ね上がり、2014年の強盗
の件数は79,262件です。
2015年の日本での強盗の認知件数は
3,328 件ですからこっちのほうが
もっとやばいですね。
比較する人口の規模も先ほどと同じで、
一人あたりの件数なら何と日本の
500倍以上にものぼります。
被害に合いやすい人の特徴として
・金品を持っている
・容易に襲うことが出来る
・襲ったあとのリスクが少ない
というものがありますが、観光客というのは
これら全てに当てはまります。
そしてリオデジャネイロの人種は
白人(49.15%)、混血(44.77%)、黒人(4.80%)、
アジア人(0.39%)、先住民(0.35%)
という内訳になっておりますので
アジア人顔丸出しの日本人が行けば
十中八九、観光客と思われます。
なので、出来れば行かないで
日本でテレビ観戦してたほうが良いと
思いますが、もし行くなら
危険な場所に分用意に1人で行かない
ことや常に周囲への警戒を怠らない
ようにしましょう。
もしくは顔の濃い人を連れて行きましょう。
以上、リオデジャネイロの時差や治安
についての調査になります。