バングラディシュの人質事件で
犠牲となった岡村誠さん。
この事件、犠牲となった20人のうち
7人が日本人という、日本人にとって
不運な事件となりました。
なぜこんなに日本人の比率が
大きいのかというと、
国際協力機構(JICA)関連の
プロジェクトに参加するメンバー
だったからなのです。
たまたまそこに居合わせてしまった不運か
あるいはその時を狙われたのか・・・
その中でも、結婚を直前に控えていた
という岡本誠さん。
もちろん、どの日本人の方も亡くなられて
ご家族や友人の方々は悔しい思いをして
おられると思いますが、この「結婚直前」
というのは特に不憫に思いますよね。
これからようやく、新たな第一歩を踏み出そう
という矢先にこのようなどん底に突き落とされる
ような事故に巻き込まれたとあっては、特に
婚約者の方の心痛は私たちには計り知れぬものが
ありますね。
ここでは、岡本誠さんがどのような人物だったのか
その経歴などを探ってみたいと思います。
岡本誠さんの経歴
大学院で交通工学を学ばれていたという
報道がありますね。
調べた所、日本大学理工学部の
交通システム工学科・交通環境研究室
の平成21年度の研究内容として
「大規模小売店舗の立地に伴う交通事故の発生要因分析」
というテーマを研究されていた、として
岡本誠さんの名前を確認できました。
平成28年度の時点で32歳の年齢だった
岡本誠さんは平成21年度なら24歳か25歳
でしょうから、年齢的にも一致しており、おそらく
亡くなられた岡本誠さんで間違いないでしょう。
交通工学という共通点もあります。
そして日本大学の大学院を卒業したあとは
建設コンサルタント会社「アルメックVPI」にて
東南アジアを中心に渋滞対策などに
取り組んできました。
アルメックVPIの年収は?
このアルメックVPIという会社は
建設コンサルタント業を営む会社ですが
年収はいくらくらいだったのでしょうか?
そもそも建設コンサルタントという業種
自体、どれほどの年収があるのか
ということがあまりわからないですね。
年収ラボというサイトによれば
建設コンサルタント業界の年収は
平均で600万円前後といったところ
でした。
ただこれは、サイトで参考にした企業
22社の平均値であって、アルメックVPIの
年収は参考にはされておりません。
とはいえ、もしアルメックVPIが業界大手を
担っているならばこのランキングに影響を
与えていてもおかしくないので、少なくとも
ここにある最低値、年収407万円よりは
下ということでしょう。
そして、転職情報サイトからアルメックVPI
の口コミを見ると
「やりがいはあるが福利厚生は一流ではない」
という意見があります。
そしてアルメックVPIの新卒採用条件である
修士修了:242,000円
というところに注目すると
大学院を卒業した岡村誠さんが
その後昇給を果たしていくと
およそ年収は350万といったところが
推定されますね。