夏風邪の症状とは?なぜ治りにくい、その原因は?対処法は

引くと長引いてしまってどうにも
治りにくい夏風邪。

風邪

ただでさえ暑い夏で汗をダラダラかいて
いるってのに、この上で鼻水まで出てきて
しまったら苦しいことこの上ないですね。

かつては
「夏風邪はバカしか引かない」
と言われていました。

というのも、昔はエアコンがなく
あまりの暑さにお腹を出して寝て
しまったり、冷たい飲み物をガーッと
飲んで体を冷やして風邪を引くことが多く

「自己管理のできないバカが引く」

のが夏風邪と思われていたからです。

本当にそうなのでしょうか?

夏風邪の原因とは

実は、風邪というのは8割型が
ウイルスによって引き起こされます。

ウイルス

そしてウイルスというと乾燥を好む
ウイルスが多く、風邪やインフルエンザ
というと冬にかかるイメージが強いですよね。

実は、高温多湿を好む夏に活動的になる
ウイルスというのも存在するのです。

アデノウイルス
エンテロウイルス
コクサッキーウイルス

などが、夏に活動が活発化する
ウイルスです。

現在はエアコンの設置なども行き届いて
おり、夏でも涼しい環境を用意に作りだす
ことができるため、昔のように暑いからと
お腹を出して寝るようなことは
ほとんどなくなりました。

しかし、外は猛暑なのに室内に入ると急に
寒くなるくらい空調が効きすぎていること
ってありますよね。

こういった急激な寒暖の差により
体調不良を引き起こしてしまいます。

なので、自己管理のできない人が
夏風邪を引く、というのはそれなりに
根拠があることだ、と言えますね。

また、エアコンによって乾燥した空気は
粘膜の防御機能を低下させます。

ただでさえ暑さで参って食欲がわかない上に
空気の乾燥による粘膜の防御機能低下。

このように免疫力が低下したところに
夏風邪ウイルスが入ってくると・・・

免疫力が低下していてウイルスを撃退する
力が減退しているため、夏風邪は普通の
風邪よりも治りにくいのです。

ただでさえ、暑さで汗をかいて体の調整
をしているのですから、そこにウイルスまで
入ってきてしまっては対処しきれないという
こともあるでしょうね。

夏風邪の症状

夏風邪の症状は、感染したウイルスによって
違いがあるようです。

アデノウイルス
エンテロウイルス
コクサッキーウイルス

の3つのウイルスを夏風邪の原因として
挙げましたが、個別に症状は以下のとおりです。

アデノウイルス・・・喉の痛み、発熱、咳

エンテロウイルス・・・下痢、嘔吐

コクサッキーウイルス・・・のどの炎症、発熱

こうしたウイルスが腸内で繁殖して
体外へと排出されるのに時間が掛かる
のも夏風邪が治りにくい原因の一つのようです。

健康体なら数日~一週間程度で
ウイルスが排出され回復しますが
免疫力が低下しているとやはり
長引いてしまいます。

突発的なめまいや立ちくらみなどは
夏風邪ではなく、熱中症などが
疑われます。

夏風邪予防のために

現状、夏風邪に対する特効薬はなく
自分の体の免疫力を信じて自然治癒
するしか道はありません。

夏風邪用の薬って薬局で
売ってないですよね。

そのため、かかってからではなく
夏風邪にならないように注意して
予防するのが一番賢いといえます。

手洗いうがいをしてウイルスを洗い流したり
クーラーの設定温度を28℃くらいにしたり
十分に睡眠をとったりと、当たり前のような
予防法ですが毎日やることが大事です。

あとは、夏というと土用の丑の日に
夏バテ防止のためにうなぎを食べる
習慣がありますが、やはり夏風邪
予防にも効果があるためこれも
良いでしょう。

うなぎ

土用の丑の日についてはこちら

じゃあもし夏風邪になってしまったら
どうしたらいいのかというと、、、

これはもう特効薬がないので
長引かないように規則正しい生活
をするしかないでしょうね。

ただ、食欲が無い場合は無理をして
何か食べようとしなくても良いです。

そういう場合は果物を食べると良いでしょう。

果物は水分が多く、あまり食欲がなくても
さらっと食べられますからね。

一点注意が必要なのは
冬の風邪はわざと汗をかいて治す
ようなこともしますが、夏風邪には
これは厳禁で、逆に汗をかかないようにして
体力の消耗を抑えることが重要です。

以上、夏風邪についての調査になります。

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