2015年のM-1グランプリにて決勝進出を果たしてからノリにノっているお笑いコンビ・メイプル超合金。
最近,本当によく見ますよね。下手したら優勝したトレンディエンジェルすら凌ぐ活躍なのではないかと思うくらいです。個人的には、トレンディエンジェルって見ていてどこか危なっかしいところがあるのですがメイプル超合金はいつ見てもブレない安定感があります。特にカズレーザーのアドリブの安定感はすごいですよね。
そんなメイプル超合金のコンビ名の由来や、「カズレーザー」で検索したら出てきた検索ワード「カズレーザー サイコパス」が気になったので調べてみました。
メイプル超合金のコンビ名結成秘話
メイプル超合金というコンビは、2012年に結成されたお笑いコンビなのですがその結成の由来もなかなか変わったエピソードがあって面白いです。
ツッコミの安藤なつさんは、別の「なつ☆あつ」や「ぷち観音」というお笑いコンビを組んでいて、ボケのカズレーザーさんはピン芸人をしておりました。
しかし安藤なつさんはコンビを解散してしまい、カズレーザーさんのほうも一向に売れる気配がなくマネージャーから「死ぬまで滑り続けるかコンビを組むか選べ」と言われて、コンビを組む方を選んだというわけですね。というかこの問いに対する答えは後者しかないですけどね。
二つのお笑いコンビを解散した安藤なつさんの方はというと、すでに元相方も芸人を引退してしまっており自身も引退するつもりでいたそうです。そこにカズレーザーさんからコンビを組もうと声をかけられたそうです。その時の言葉が「ちょうど体重130kgの相方探してたんですよ~」というものだったそうで。
いかにもカズレーザーさんが言いそうな台詞ではありますね。ところが安藤なつさんはもう芸人を辞めるつもりでいたので断ったのですが「まぁまぁ、最初はそういう風に言うんですよね~」などとたしなめられ、最後は根負けする形でコンビを組みました。
メイプル超合金のコンビ名の由来は
一度聞いたら忘れられない、でもどう略したらいいのかわからない不思議なフレーズであるコンビ名の「メイプル超合金」ですね。
カズレーザーさんから声をかけて始まったコンビであり、ネタ作りもカズレーザーさんが担っていたということで、コンビ名も最初はカズレーザーのほうから持ち掛けました。最初はメルヘン終身刑という名前だったそうです。これを安藤なつさんが却下して、語感の似ているメイプル超合金に改めて持ち寄ってきたのが由来です。
もう一つ、カズレーザーさんが話していたのですが、カズレーザーさんが飼っていた九官鳥が突然「メイプル超合金」と発した、というエピソードがあります。
それを聞いて、当初カズレーザーさんは「なんじゃこいつ!?気持ち悪!」と思ってずっと覚えてたんだそうですが、安藤なつさんを見たときに思い出してそれをコンビ名にしようと思ったと話していました。
ただおそらくこれは、露出が増えるようになってから持ちネタの一つにしようと思って作った創作でしょうね。
「なつさんを見て思い出した」
「気持ち悪いと思ってたのかよ!」
という一連の流れがきれいに決まりますし、上記のエピソードでは少しインパクトに欠けると思ったのでしょう。「メルヘン終身刑」というコンビ名もインパクトがあって面白いのですが、安藤なつさんが改変してきたというオチはちょっと弱いですからね。
カズレーザーの学歴や芸名の由来について
メイプル超合金の二人は共にキャラクターが濃いですが、その中でもカズレーザーさんのほうに注目してみました。
実は結構な高学歴の持ち主で、同志社大学商学部を卒業しています。
高校は埼玉県立熊谷高校出身です。
大学在籍時には某有名銀行への内定も決まっていたのですが、それを蹴って芸人の道を歩みました。知らない人からすれば「銀行員のほうが良かったのに」と言われるかもしれませんが、一度しかない人生ですから本人の好きなように生きるのが一番いいですよね。
そして気になるのは「カズレーザー」という唐突な芸名です。カズレーザーさんは特撮物が好きらしく、仮面ライダーV3に出てくるカニレーザーという怪人から取ったそうです。
本名が金子和令(かねこかずのり)というので、その「カズ」とかけてカズレーザーというわけですが、名前の和令が「かずれい」とも読めるのでそれもあるのではないか、と言われていますね。
カズレーザーがサイコパス?
異様な赤へのこだわり、バイセクシャル、高学歴、金髪という濃いキャラクターがいくつもあることに加えて漫才中、トーク中含めた本心が読めない突拍子もない振る舞いからカズレーザーさんがサイコパスなのではないか?と疑われているようです。
というかそもそもサイコパスというのが何なのか?というと
- 良心が異常に欠如している
- 他者に冷淡で共感しない
- 慢性的に平然と嘘をつく
- 行動に対する責任が全く取れない
- 罪悪感が皆無
- 自尊心が過大で自己中心的
- 口が達者で表面は魅力的
という特徴が挙げられる人のことを指すそうです。要するに道徳や倫理が欠けている人物のことを言うようなのですが、ここに挙げられているような特徴はカズレーザーさんには見られませんね。口が達者で表面は魅力的というのはあるかもしれませんが・・・
おそらく、カズレーザーさんが変わった人というのを表現する言葉として適当なものが見当たらず「サイコパス」という言葉を使っているだけでしょう。使っている人たちもサイコパスの本来の意味はあまりわかっていないと思います。
でもこれって、タレントとしてはうれしい限りですよね。類似タレントが他に存在せず唯一無二の存在ということですからね。