あだ名というのは、ほかの人がそう呼んでいる様が他の人にも伝わり、それがどんどん伝染していくという性質を持っています。
社会人になるとあまりないかもしれませんが、中学・高校・大学において自分のあだ名が広まってよく知らない人からもなれなれしくあだ名で呼ばれた、なんて経験をした人は多いのではないでしょうか。
それが芸能人やスポーツ選手であればなおさらですね。例えばSMAPの木村拓哉さんなんかは多くの人が「キムタク」というあだ名で呼ぶでしょう。
語感がよく呼びやすいのは良いのですが、「なぜそのあだ名になったのか?」という由来や意味がいまいちわからない芸能人のあだ名もありますよね。
あだ名が先行して時間が経つと、若い世代ほどそのあだ名の由来や意味というのは分からなくなってしまうものです。例えば加山雄三さんが「若大将」、相川欣也さんが「キンキン」と呼ばれている由来なんて若い世代の殆どの人が知らないでしょう。
そんな、よくわからない「あだ名」の一つが元フジテレビアナウンサーである加藤綾子アナの「カトパン」。
「キムタク」のようにフルネームからもじったものではありませんよね。そもそも「パン」って一体何なのでしょうか・・・?ということで気になった「カトパン」の由来や意味についてお伝えしていきたいと思います。
加藤綾子アナといえば「カトパン」というのは言わずもがなですが、どうもフジテレビの女子アナウンサーって「○○パン」というあだ名が多いですよね。
~パンで有名なのは、なんといっても高島彩アナの「アヤパン」でしょう。
このパンってパンツのことなのか、食べ物のパンなのか?
実はこのパンシリーズは、カトパンやアヤパンに限って言えばまったく意味がないという風に言うことができます。
というのも、元々はこのパンシリーズ、元フジテレビアナウンサーの千野志麻アナウンサーの看板番組として始まった「チノパン」が初代になります。
チノパンの場合はボトムスの一種である「チノ・パンツ」とかけているので意味はありますが、その後継番組である「アヤパン」には全く意味がありません。単にチノパンの次だからアヤパン、という風になっただけです。
そうして「パンシリーズ」の礎は作られました。初代のチノパンがきっかけとなり、アヤパンが大きく広めたパンシリーズは第三弾のショーパン(生野陽子アナ)、第四弾のカトパンへと引き継がれていったというわけです。
ショーパンこと生野陽子アナは毎回「ショートパンツ」を履いていたようで多少意味はあったようですがカトパンに関しては全くですね。
初代である「チノパン」が放送されていたのは2001年で「カトパン」は2008年からというタイムラグと、2008年に新人アナウンサーであった加藤綾子アナはすでにフジテレビを退社してフリーアナウンサーになるほど時間が経っているので、そろそろ「チノパン」の存在すら知らないという人が出てきてもおかしくはありません。
では初代であるチノパンこと千野志麻アナウンサーは現在何をしているのかというと・・・
2013年に静岡県沼津市で38歳の男性看護師をはねて死亡させるという自動車過失致死事故を起こしたことがここ近年の大きなニュースです。それ以降、メディアから姿を消してしまったのですが、それほど同情に値するというわけでもなさそうです。
というのも、千野志麻アナウンサーはゴールドマンサックス勤務で福田赳夫元総理の孫という人物と結婚したいわゆる「玉の輿」です。仕事がなくとも何一つ不自由しない生活を送れるうえに、そういった夫の権力なのか財力なのかわかりませんが、なぜか上記の事件で逮捕に至らずのびのびと生きているようですからね。
ただおそらく、これから「カトパン」の由来や意味についてわからない人が調べるたびに初代であるチノパンのこととこの事故のことは掘り出されていくでしょうね。そういう意味ではちょっとかわいそうな気もします。