女子レスリング58kg級で金メダルを獲得し、前人未到の4連覇を達成した伊調馨選手。
スポーツ選手というのは、その能力を極限まで高めあったギリギリのところで常に戦いあっているわけですが、その中にあって12年間も王者であり続けることというのはどれだけ大変なことなのでしょう。32歳という年齢はアスリートとしてまだまだ全盛期といえますが、同時にそろそろ年齢のことも意識し始める歳です。自分より一回り下の選手でも才能のある人というのはどんどん出てきますからね。
この前人未到のオリンピック4連覇の裏には、ほかでもない家族の支えがあったことでしょう。ここでは、伊調馨選手の家族などについて調べてみました。
伊調馨選手の家族を語るうえで欠かせないのが、母である伊調トシさんの存在です。
「試合になったら死んでも勝て」というような応援をするほど勝負に厳しい人で、そうやって伊調馨選手の強い精神力が培われたんだなあということが伺える言葉でもありますね。
母である伊調トシさんは過去のオリンピックで伊調馨選手が金メダルを獲得した際にも欠かさず応援に来ていたわけですが、リオ五輪では姿を見せていません。というのも2014年11月28日に八戸市内の自宅で倒れた際に頭を強打し、意識のないまま亡くなってしまったのです。死因は脳挫傷でした。
意識のないまま亡くなったということで、苦しまずに済んだというのがせめてもの救いですね。65歳という若さでした。また、倒れたということですがそれが直接の死因につながったというわけではなさそうですね。何か持病を持っていたというわけでもなさそうで、単に貧血などで倒れたのでしょうか。
母の急逝によりなかなか練習へのモチベーションを高めることができなかった伊調馨選手でしたが、失意の中にあっても全日本選手権を優勝しV11を達成し、母の遺言である「死んでも勝て」をそのまま体現することとなりました。
おそらく、ここを乗り越えたことで精神的に吹っ切れたものがあったのでしょう。ついにリオ五輪でも前人未到の四連覇を達成したというわけです。
結婚はしてる?
現在32歳の伊調馨選手はレスリングの試合をしている強い姿が印象的ではありますが、実は結構かわいいって言う人もいるみたいですね。そんな伊調馨選手はまだ結婚はしていない独身なのですが、結婚直前まで行った方はいらっしゃるみたいです。
韓国人であるチェ・ワンホさんという韓国の元レスリング王者がそうです。
2007年春のアジア大会で出会った二人は、その年の夏に伊調馨選手が韓国に稽古に行ったときに再開し、日本に留学経験のあったチェ・ワンホさんが通訳として付き添ってくれてそれをきっかけに親密な関係となり交際に発展しました。
現在ではすれ違いから別れているようですね。韓国人の同じスポーツ選手と交際というと福原愛選手が思い浮かびますが、やはり距離の差というのはなかなか埋まらないものなのでしょうか。