社会人になると、仕事柄英語と接触
するような人を除いてほとんど英語と
触れることもなくなってしまいますよね。
とはいえ、英語がわからないと何か
勉強が出来ない人って思われるみたいで
悔しいですよね。
中でも、曜日と月くらいはビシっと
全部答えられるようになりたいもの。
曜日は毎週やってくるんで
カレンダーとかにも載っていて
わりと覚えてたりしますが、月
は30日ごとに変わってしまうんで
肝心な時にわからないってことが
多いです。
ここでは英語の8月についての
略や、ちょっとした雑学を紹介
していきたいと思います。
まず、8月を英語で言うと
Augustです。
これの略はAug.ですね。
手紙の最後にAug.3 とかつけると
なんとなくかっこいいですからね。
ところで、月を英語で全部言えますか?
念の為に全ての月とその略を書き記しておくと
1月, January, Jan.
2月, February, Feb.
3月, March, Mar.
4月, April, Apr.
5月, May, May
6月, June, Jun.
7月, July, Jul.
8月 August, Aug.
9月, September, Sep.
10月, October, Oct.
11月, November, Nov.
12月,December,Dec.
となります。5月のMayは略して
書かずにそのままで、6月のJuneと
7月のJulyは元々の形が短いので
略さない場合もあります。
ここで注目して欲しいのが
10月のOctoberです。
日本語で読むならば
「オクトーバー」というのが最も
近い10月ですが、似たような言葉を
私たちは知っています。
それは「オクトパス」です。
オクトパス、つまりタコなんですが
タコの足って8本でしたよね。
そもそも、「オクト」というのは
ラテン語で「octo」であり、8を意味します。
例えば、八角形のことをオクタゴン
と言ったりします。
そうすると、Octoberのほうが8月の
本来の言葉としてふさわしい気がしますが
なぜ違うのでしょうか?
この英語の月というのは
ローマ暦(ラテン語)に由来しています。
ローマ人はかつて、春分(3月)を
一年の起点とする、「ロムルス暦」 という暦を
使っておりました。
これは紀元前 8世紀半ばまで使われていた
ものですが、一年が 304日の 10ヶ月しかありません。
そして何と驚くことに、ロムルス歴では
農作業のできない寒季、今で言う1月と2月
には暦そのものがなかったというのです。
当時は農業が主な産業であり
農作物が育たない冬には日付
そのもが必要なかったようです。
つまりその時点では、March(3月)から数えて
8番目に来るのがOctoberであり
何ら間違った意味ではなかったのです。
そもそもラテン語では
septo…7(番目)
octo…8(番目)
novem…9(番目)
decem…10(番目)
という意味であり、今で言う9月~12月
は全てこれに準拠して名付けられて
おります。
しかしこれではまずいと
追加されたのが今で言う1月と2月、
JanuaryとFebruaryです。
そう考えると確かに、
January、Februaryときて
Marchっていきなり毛色が変わる
というか違和感があるのも納得です。
よく言われている別の説として
ローマの英雄カエサルとその息子である
初代ローマ皇帝アウグストゥスが
自分の名前をつけた月を作って
入れたため二月ずれた、というものが
あります。
(カエサルの名前がガイウス・ユリウス・カエサル)
紀元前45年に作られたユリウス暦という
暦は、他でもないカエサルが作ったもの
であり、その際にJulius(ユリウス)が7月に、
Augustusが8月になったのは確かです。
しかしこの2つの月が作られる前から
すでに2ヶ月のズレは生じていたのです。
ユリウス暦の前の末期ローマ暦では
7月 Quintilis(クインティリス)
8月 Sextilis(セクスティリス)
であり、これを自分の名前に
変えただけですからね。
まあいずれも歴史に名を残す偉人です。
いかに自らの力を誇示したいとはいえ
自分の名前を入れて、月がずれる
なんてことをしたら混乱を招きますし
それはよくわかっていたはずですしね。
以上、8月についてのちょっとした
雑学でした。