テレビ朝日の「怒り新党」といえば、マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんという芸能界の二大毒舌タレントが共演する、水曜日深夜を賑わす番組としてお馴染みですよね。
そしてこの怒り新党といえば、長らく元・日テレアナウンサーの夏目三久アナがアシスタントを務めており2016年の3月をもって惜しまれつつもこの番組から卒業となりそれ以降はテレビ朝日の青山愛(あおやまめぐみ)アナウンサーが進行を務めています。
夏目三久アナが卒業して結構な期間が経過しており、そろそろ青山愛アナに対しての違和感も薄れてきたところだとは思いますが、どういうわけかこの青山愛アナウンサーに対して「嫌い」という感情を抱く人が一定数存在するようなのです。
メディアへの露出をする人というのは不特定多数の目に晒されるため、万人に好かれることは難しく「嫌い」という人が出てきてしまうのは仕方ないところです。特に女子アナという職業は「芸能人じゃないのにタレント気取り」「野球選手と結婚するためにやっている」と思われがちで、世間から妬みを買うのは必然と言えます。
とはいえ好感度が高く特にお咎めがない女子アナもいる中、なぜ青山愛アナウンサーは「嫌い」と思われてしまうのでしょうか?その理由を探ってみることにしました。
なぜ青山愛が嫌いな人がいるのか
2011年にスタートした「怒り新党」は、マツコ・デラックスさんと有吉弘行さんというものすごくキャラの濃い二人がメインMCではありますが、この二人と並び立つキャラの濃さを発揮していたのが前任の夏目三久アナです。
それは単なる局アナではなく、かの「コンドーム写真」流出スキャンダルを経て日テレを退社に追い込まれたという壮絶なバックグラウンドを持つ夏目三久アナだからこそ、この怪物二人と渡り合えたというところがあります。
そんな夏目三久アナは5年間、怒り新党に出演し続けたわけで急に青山愛アナウンサーに変わるといっても多くの視聴者は受け入れがたいところがありました。そういう意味では青山愛アナウンサーもかわいそうなところがありますが、とにかくスタートダッシュは芳しくなく、どうしても夏目三久アナと比べてしまうために「嫌い」という負の感情を持ってしまう人がいるのは仕方ないことかもしれません。
青山愛アナウンサーのプロフィール
そもそも青山愛アナウンサーという人は父親の仕事の関係で、生後7か月の時から7歳の時までアメリカで過ごした帰国子女で、大学は京都大学経済学部を卒業しております。この輝かしいプロフィールだけを見てまず一定程度「いけすかない女だ」という印象を持つ人がいるでしょう。
そして2011年にテレビ朝日に入社したのですが、受けた会社はテレビ朝日のみだったそうです。この余裕しゃくしゃくっぷりも嫌いな人は多そうです。「何がなんでも野球選手と結婚したかったので片っ端からテレビ局の面接を受けました!」というような女子アナのほうがまだ好感度があるのではないでしょうか。
入社一年目の2011年から「報道ステーション」のお天気キャスターを務め、2014年からは同番組のスポーツキャスターを務めるという経歴を経て、2016年3月をもって報道ステーションを卒業し、怒り新党へとやってきたという「報道」出身のアナウンサーというわけです。
女子アナ界のことはそこまで詳しくはありませんが、おそらく「報道」と「バラエティ」の序列に関していえば報道のほうが格が上、ということになるでしょう。知的なイメージも付きますし、報道系の番組を担当していたアナウンサーから政治家などに転身した人といったら今を時めく東京都知事の小池百合子氏や丸川珠代氏などがいますからね。
帰国子女、京都大学卒業、報道畑出身、と傍から見れば「挫折知らずの女」です。この青山愛アナウンサーが満を持して「怒り新党」という番組に降りてきてくださったわけです。「夏目三久アナロス」が冷めやらぬ中でやってきた青山愛アナウンサーはスタートダッシュが最悪と言えるでしょう。
そして怒り新党を担当してから初めてとなる放送においても、視聴者が「嫌い」と思ってしまうような発言をしてしまいました。
有吉弘行さんが青山愛アナウンサーに対して「人生挫折したことある?志望校に落ちたとか入りたい会社に入れなかったとか好きな男性を落とせなかったとか」という質問をしたところ、
「今の三点ではないですね」
とあけっぴろげに答えました。
おそらく彼女は、帰国子女ということもあって奔放に、本音を言ってくれているのだと思います。しかし23時台の深夜のバラエティ番組に出演するには、あまりにも「キラキラしすぎて」いるのです。視聴者層が合わなくて「嫌い」と思ってしまうのも仕方ないです。前任の夏目三久アナウンサーがとんでもない挫折をしているということとも比較してしまいます。
「日本人より外国人のほうがタイプ」「付き合ってきた男性は2:1で外国人のほうが多い」という発言からも、複数の男性との奔放な関係を匂わせるだけでなく怒り新党の視聴者である大半の日本人男性を敵に回すような発言も「嫌い」と思われてしまう要因のようですね。
そしてこのキラキラした女子アナは、マツコ・デラックスさんの言う「女子アナ」とほぼ一致してしまいます。それは
私は会社員ですよってなうわべだけの雰囲気ただよわしながら、裏の顔で芸能人気取りのテレビ出演。 それでもって毎月安定した収入をもらい、プロ野球選手やらの金持ち旦那を鼻ほじりながらさがすお気楽娘たち それが女子アナよ。
毎年生き残る為に必死なタレントたちは、こいつらを使ったりちやほやするもんじゃないと思う
これがマツコ・デラックスさんの言う女子アナ論ですが、的を射ていると思います。かつて田中みな実アナとも喧嘩したことは有名ですが、要は「大体の女子アナ」が嫌いなんですね。
スキャンダルで日テレを退社に追い込まれたという夏目三久アナや、「漁師のような顔をしている」と評する上田まりえアナなどの、やや癖のある女子アナのみが例外のようで、この青山愛アナウンサーはマツコ・デラックスさんが嫌いな女子アナの部類に残念ながら入ってしまうでしょうね。