夏になると日本で頻繁に発生する台風。

台風

 

毎年のように台風についてのニュースが
流れ、むしろ台風が来ない年のほうが
珍しいくらいですね。

 

台風に限らず、日本は地震、津波、
、大雪、噴火などの自然災害が多い
「自然災害大国」なわけですが、それでも
何度も立ち上がってきたという国です。

 

ところで、台風という言葉は頻繁に耳に
しますが、そもそもの台風の定義って
何だかわかりますか?

 

これだけ台風が多い国に住んでいる
わけですから、台風とはそもそも何なのか?
を知っておいても損ではないと思います。

 

ということで台風の気になるあれこれ
調べてまいりました。

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台風の定義とは

台風というのは、最大風速がおよそ
秒速17m以上の熱帯低気圧、亜熱帯低気圧
のことを言います。

 

と、言葉での説明は簡単なのですが
そもそも「低気圧ってなんなのか?」という
疑問も当然あるでしょう。

 

実は、空気にも重さというものがあるのは
ご存知でしょうか。

 

私達の周りにある空気というのは
窒素、酸素、二酸化炭素などが
混合した気体であって、気体も物質
ですから当然重さはあります。

空気

 

例えばドライアイスは二酸化炭素で
できているのは有名ですが、ドライアイス
から発生する白い気体、あれって
下の方へ落ちていきますよね。

 

あれは二酸化炭素が空気よりも
重いからなのです。

 

そして、空気は圧縮すると重くなります。

 

この空気の圧縮度合いのことを気圧と
言うのですが、地球ではどこかしこで
空気が圧縮されて気圧が高くなっている
場所、あるいは逆に気圧が低くなっている
場所というのが存在します。

 

この気圧が低い場所のことを低気圧
と呼んでいます。

 

低気圧は周囲に比べて気圧が低い
場所なので、均衡を保とうとして
周囲から空気が流れこむことになります。

 

そして空気がどんどん流れこむと
今度は溜まった空気の逃げ場がなくなり
上へ上へと追いやられて上昇気流
となります。

 

低気圧

 

上昇した空気は、上空で冷やされて
水蒸気が凝結し雲となり、その雲が
雨を降らせます。

 

よく低気圧は悪天候になると言われるのは
このためなんですね。

 

そして熱帯低気圧というと、ただの低気圧
ではなく熱帯地方付近に大量にある「海」に
強い太陽が照りつけることで蒸発した水分を
大量に含んだ空気が上昇気流に乗って
上昇して行くためかなりの大雨となります。

 

海に囲まれた島国であり、熱帯地方と
程よい近さにある日本で台風が多くなる
のは当然と言えますね。

 

日本で台風が多く発生する時期は?

 

日本での台風の発生の時期は
8月が最も多くなっています。

 

気象庁のHPに、1951年以降の年間の台風発生数を
月ごとにまとめた統計情報が載っているので
それを元に1951年~2014年までの台風発生数を
まとめると

1月 28
2月 15
3月 24
4月 46
5月 67
6月 114
7月 244
8月 352
9月 316
10月 241
11月 150
12月 75

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といった感じです。

 

これは、必ずしも夏に台風が発生しやすい
というわけでもないのです。

 

というのも、台風が発生するのは日本より
もっと南下した赤道付近が多いのですが
赤道付近は季節に関係なく、一年中
太陽が強く照りつけています。

 

発生した台風は風にのって運ばれますが
季節によって風の流れが異なります。

・東からの貿易風
・西からの偏西風
・太平洋高気圧

の影響を受けて進路(経路)を変えるのです。

 

6月~10月の台風の進路の大まかな図を
以下に示します。

 

台風6月

台風7月

台風8月

台風9月

台風10月

夏頃になると太平洋高気圧が
日本を覆うようになってくるのですが
これが壁のような役割を果たして
台風の進路を決めています。

 

6月頃だとまだ太平洋高気圧の影響も
小さく発生した台風はフィリピン、ベトナム
中国の方にいってしまうか、偏西風に
乗って東の方に抜けてしまうことが多いです。

 

これが7月に入ると徐々に日本に進路を
取ることが多くなり、8月9月あたりにさらに
多くなり、10月になると日本を逸れる
ことが多くなっていきます。

 

冬になると日本は冷たい空気の層に
覆われて台風は来れなくなります。

 

台風とサイクロン、ハリケーンの違い

台風の他にもサイクロンとかハリケーン
という言葉は海外のニュースで
たまに聞きますよね。

 

これは台風とどこが違うのでしょうか?

 
実は、発生する場所によって呼び方が
違うだけで台風と同じものです。

台風 ハリケーン サイクロン 違い

台風というのは赤道より北にあって
東南アジア周辺の太平洋に発生する
もののことを指します。

 

これが東経180度より東に進むと
ハリケーンという名前に変わります。

 

サイクロンはインド洋や南太平洋で発生するものです。

 

ちなみに、台風を英語で言うとタイフーンですが
実は、これは台風とは違う定義がされています。

 

日本での台風というのは最大風速が
およそ秒速17m以上の低気圧のことを
言いますが、国際的な取り決めでは
最大風速が秒速33m以上のものを
タイフーンと呼ぶそうです。

 

つまり、タイフーンというのは
台風の中でもより強力な台風
のことを指します。