クリスマスといったら、やっぱりクリスマスツリーですよね。

 

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街頭を彩る鮮やかなクリスマスツリーもあれば、家で飾るクリスマスツリーもあります。まあ、クリスマスが楽しいのかどうかは置いておきましょう。ツリーを飾るということは少なくともクリスマスを肯定的に楽しむ姿勢はあるということでしょうしね。

 

 

クリスマスツリーの飾りというと色々あって、その一つ一つの詳細はあまり考えたことがないかもしれません。なんせ、一年の間で少ししかお目にかかれませんからね。考えるまでもなくクリスマスツリーはしまわれ今度はお正月の準備に取り掛かり、いつしか忘れてしまいます。

 

しかしクリスマスツリーの飾りには、それぞれに深い意味や由来などが隠されているのです。

 

ということで、こちらではクリスマスツリーの由来やそれぞれの飾りの名前や意味などをお伝えしたいと思います。

 

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クリスマスツリーの由来・起源

まずは、そもそものクリスマスツリーを飾るようになった由来についてお話していきたいと思います。

 

 

クリスマスツリーの木には通常モミの木が使われますが、これにも理由があります。

 

 

クリスマス自体の由来というのは、キリストの誕生日なのではなくヨーロッパにもともとあった冬至のお祭りを後付けで「キリストの誕生日」という風に意味づけたものだということはお伝えしました。

 

クリスマスの由来についてはこちら

 

そして、ツリーを飾るという風習自体も、クリスマスが生まれる前から存在していました。

 

元々は、古代ヨーロッパのゲルマン民族が行っていた「ユール」という冬至に行われるお祭りです。この時に飾っていたのがモミの木で、これは旧約聖書に出てくる「アダムとイブ」の話の中で禁断の果実として出てくるリンゴの木を模したものです。

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本来ならば、その話通りにリンゴの木を使いたいところなのですが、リンゴは落葉樹であって、収穫が終わり気温が下がってくると落葉して冬眠に入ります。大体リンゴの収穫の時期というのは12月中旬~下旬くらいで、完全にクリスマスの時期と重なってしまうわけですね。

 

そこで、冬でも葉を落とさない常緑樹であるモミの木を代用として使い始めたというわけなのです。

 

あるいは、中世のドイツではモミの木には小人が住んでいて幸せを運んできてくれると信じられておりました。その小人たちが出ていかないように、モミの木に花や食べ物を飾ってお祝いしていたという理由もあるようです。

 

この風習を、イギリスのビクトリア女王と結婚したドイツ出身のアルバートがイギリスへと持ち込んだことでイギリスの一般家庭へと広まっていき、さらにはドイツの移民が19世紀初頭にアメリカへと持ち込む形でアメリカにも広がっていきました。

 

これが日本に入ってきたのは明治時代初期の1860年で、プロイセン王国の使節オイレンブルクが公館に初めて飾ったことから始まりました。

 

それぞれの飾りの意味や名前とは

 

クリスマスツリーには色々な飾りがつけられてちょっとゴチャゴチャしているような印象も受けますが、それぞれに意味や名前があります。

 

クーゲル(玉)

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カラフルなボールがいくつも飾られているのがクーゲルというものです。

 

これはドイツ語で「玉」を意味するもので、そのまんまといえばそのまんまですね。

 

 

これは、前述のモミの木がリンゴの木を模した代用であるということにつながっており、クーゲルはリンゴの代用として使われているものなのです。

 

アダムとイブの話では禁断の果実であるリンゴを食べ、知恵をつける代わりに楽園を追放されたというようなお話だったと思うので、これを飾るというのはなかなか禍々しいような気がしなくもないのですが、そういった愚かな行為をしたことへの戒めということなのでしょうか。

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様々な色のクーゲルがありますが、その色ごとにも意味が込められており

 

赤・・・リンゴ、キリストの血
白・・・純潔
緑・・・永遠
金・銀・・・(キリストの)気高さ、高貴さ

 

という風になるようです。

 

トップスター(星)

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クリスマスツリーのてっぺんに君臨するのでトップスター。

 

聖書では、鮮やかに輝く星が東方の三賢者たちをキリストが生まれたベツヘレムへと導いたという話があり、トップスターはその象徴というわけです。

 

三賢者を導いたトップスターは実は天使だった、という話もあります。そのためなのか、イギリスでは星ではなく天使が飾られるようです。

 

キャンディ・ケーン

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杖の形をしたキャンディーは、羊飼いが使う杖を表しており、迷った羊を杖の曲がったところで引っ掛けて群れに戻してやるために導くものです。

 

このことから、迷っている人がいたら手を差し伸べるという助け合いの心を象徴する飾りになっております。

 

「迷える子羊よ・・」と神父さんが言っているのは「羊が迷うもの」ということから来ているんですね。

 

千歳飴のように紅白になっていますが、それぞれ

・・・キリストの血
白・・・キリストの清い心

 

を意味しています。

ベル

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これもキリストの誕生を知らせるものです。また、魔物を寄せ付けない魔よけの聖なるベルという意味も持っています。さらには、羊が迷子にならないようにつけていたともいわれています。

 

柊(ひいらぎ)

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キリストが十字架に磔にされる際にかぶせられたいばらの冠を表し、赤い実はキリストの血を、緑は永遠の命を示しています。

 

こうして見ると、結構クリスマスツリーって血まみれなんですね。

 

 

イルミネーション

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チカチカと光るイルミネーションには、キリストが「世を照らす光」としての象徴だったことからつけられております。

 

これを考案したのは中世の宗教改革で有名なマルティン・ルターと言われています。

 

 

ルターが礼拝の帰りに木の間から見える星空の美しさに感動し、これを何とか再現できないかとして、モミの木に小さなろうそくを灯したのだそうです。

 

当然、むき出しの火を使っていると火災も伴いますから、時代が変わるとともにライトへと変遷していったんですね。

 

靴下

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クリスマスツリーの飾りというのはそのほとんどがキリスト由来なのですが、これは一風変わって、サンタクロースのモデルになった聖ニコラスが貧しい家の子供を助けるために煙突から金貨を投げ入れたら偶然、靴下に入ったことが由来になっています。

 

なんかこれだけ、「金くれ!」って物乞いしているみたいで急に俗っぽい気がしますね。